子宮筋腫の基礎知識

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子宮筋腫の手術で問診票に中絶の有無の記述箇所?これって何のため?

子宮筋腫の宣告をある日受けた方がいらしたとします。その方は今度、子宮筋腫を摘出するための手術を受けることになりました。どんな手術を受けるにも、診察を受ける前にしてもそうですが、どこの病院であれ、問診票にあなたのデータを詳しく記述をするのは当然ですよね?ですが何故かその問診票には――これが何故子宮筋腫に関係するのかが一見すると分からないのですが――中絶したかしないか、これを答えるように書かれています。では一体、これは何故なのでしょうか?

中絶と聞くと、やむにやまれぬ事情があったとしても、新たな命を奪う行為ですから、やはり皆さん中絶をしていたとしても、あまりストレートに「した」とは告白しにくいようで、ざっくりと中絶しましたよとは書きたくないようです。そのお気持ちは分かりますが、ではそこでしたことはないと嘘を書いたとしても、大丈夫なのでしょうか?

問診票にわざわざ項目があるくらいですから、正直に答えるべきなのでしょうが、問題が問題だけに正直に書いていいものか迷いますね。ですが必ず、妊娠出産、そして中絶したかは正直に答える必要があります。

なぜならば、妊娠でも出産でもそうですが、中絶していた場合、ではあなたが以前どのような手術を受けられたのか、ここがもっとも重要な情報の一つになるからです。これもどのような手術であってもそうですが、どんな病や怪我の手術をしたとしても、あなたの身体には痕跡が残ります。その痕跡が子宮筋腫摘出手術のやり方や方法、その種類を決めるための大切な判断材料になるのです。

恥ずかしがらず、正直にお答えくださいね。相手はお医者様です。守秘義務がありますから怯えずとも良いですよ。

子宮筋腫はどうして出来るの?妊婦なのに取らない?原因が知りたい!

子宮と言うのは内側に粘膜があり、ここに妊娠すれば赤ちゃんが住むことになります。そしてそれを包むように筋組織でがっちりガードをしていて、しょう膜というもので更にその筋肉を覆ってあるのです。これらの三構造で出来上がっているのが子宮です。粘膜は赤ちゃんのベッドの役割を果たすところですね。受精卵が着床する場所のことです。ですから、生理はこれが妊娠しなかった場合、はがれ落ちて子宮外に出て来るもの、これが月経です。

女性ホルモンの影響を受けてその子宮を構築する筋組織が細胞単位で増殖してしまったり、大きくなってしまった時に起こる病気のことを、子宮筋腫と言います。女性ホルモンが何らかの理由により、多量に分泌されてしまった、もしくは女性ホルモンに対し、感受性が強い場合に筋組織に働きかける割合が強くなり、筋肉の中で筋腫が生まれてしまうのです。

ですからこれを何らかの方法で防ぐことも出来ませんし、子宮筋腫が出来てしまった場合は、縮小するのを待つことも出来ません。放っておくだけで勝手に年々大きくなっていくものだからです。何故ならば女性である以上、女性ホルモンの分泌は免れないことであるため、どうしようもないことなのです。そもそも30代女性であれば、3人に1人は確実に子宮筋腫を持っていると言われています。ですから最早これは女性である以上逃れられない病気と割り切ってしまうよりないのです。

ですが原因は女性ホルモンということですので、先ほど縮小はしないと書きましたが、縮小は時間がたてばするでしょう。つまり、女性ホルモンが分泌されない時期が来てしまえば、子宮筋腫は大きくなることなく、次第に小さくなっていくのです。つまり、閉経してしまえば子宮筋腫は治るということですね。

けれどそれまで子宮筋腫を抱えているわけにもいきません。この子宮筋腫により妊娠がしにくくなるという場合もありますので、医師の診断に任せ、医師が切除すべきといった場合は取り除くべきでしょう。ですが決して不安視しなくとも良いでしょう。子宮筋腫を切除してしまえば、どこか体調がおかしいと感じていた違和感などが消え去り、身体が軽く感じるはずです。

5cmの子宮筋腫がいっぱい!不安なのは分かりますが心配無用!

自分の身体の中に、沢山の腫瘍があります。このように医師から言われてみれば、誰しも不安になるのは当然です。子宮筋腫になってしまったと言われただけでも驚いたと言うのに、それが一つ5cm程度の大きさで、更には複数同じ大きさのものがあります。そう言われてしまえば眩暈すらしてきそうですね。

医師からは温存しておいていいでしょう。まだ平気です。騒ぐような大きさではありませんよと言われたそうですが、実際にこの大きさであっても、数や出来た位置により問題になってしまい、切除。そうした事もありうるため、全くの温存と決まっているわけでもありませんし、切除100%と決まっていることもありません。

ただ、通常であれば子宮筋腫は10cmを越えると切除の話しが出るものであり、5cm程度では切るのではなく、経過観察していきましょうね、と言われるだけに過ぎません。複数あることが問題になったり、出来た位置が問題になったり、それにより摘出する話しが上がるわけです。

因みに経過観察していきましょう、と言うのは、年齢がある程度の年齢であれば、閉経まで持つ可能性も医師は考えているでしょうし、そうでなければあまりぐんぐんと大きくなるようではないならそのまま暫くおいておいたとしても問題はないだろうということでしょう。手術する様な対象のサイズではないなら、特に悪さをするような腫瘍ではないからです。

サイズが5cmで更には複数もあれば確かに不安かもしれませんが、まだ慌てる段階ではありません。恐ろしいと思うのではなく、これは良性の腫瘍なのだから、まだ大きくないし平気だね、そう思える余裕を持てば子宮筋腫は肥大化していくことはありませんよ。子宮筋腫に禁物なのは、多大なストレスですからね。

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