子宮筋腫の治療方法とは

最終的に子宮筋腫を取り除くのは手術。そうなる前に他の治療を知ろう

子宮内に、コブのような腫瘍ができるのが子宮筋腫です。悪性の子宮肉腫とは違い、増殖したり他の臓器に転移したりと言った心配はありません。命に関わる病気ではありませんが、不妊の原因の1つになっています。また症状が酷い場合は、貧血や腰痛なども引き起こす可能性があります。子宮筋腫と診断された場合は、早期の治療をするようにしましょう。

子宮筋腫の症状としては生理痛が酷かったり過多月経、レバー状の血液が出る。貧血になったり、頻尿・腰痛・便秘などがあります。そのような症状が長く続くようだと、子宮筋腫の可能性があります。

子宮筋腫と診断された場合、まず始めに行われるのは経過観察です。筋腫の大きさや数を、時間をかけて観察します。その経過の中で筋腫が大きくなったり増えてしまったり、部位によっては子宮に悪影響を及ぼす可能性もあるので、そういった場合は次の段階へと進みます。経過観察の結果、またはすぐに治療が必要と診断された場合は、薬物療法か手術治療が行われます。

薬物療法は、大きく分けて2つあります。1つは子宮筋腫による生理痛や過多月経、貧血などの症状を和らげる等の対処療法です。2つ目はホルモン治療です。これは月経による生理痛などを緩和するために、女性ホルモンの分泌を抑える薬を服用します。女性ホルモンの分泌を抑える事によって閉経に近い状態になる事から、偽閉経療法とも言われています。このホルモン治療によって症状はだいぶ改善されると思いますが、この治療は保険の関係上、6カ月以上続ける事ができません。6カ月後に治療を止めてしまうと、筋腫はまた同じような大きさに戻ってしまいます。どちらの薬物療法も、その場しのぎのものでしかありません。閉経が近い、または手術を前提としている方にのみ行われる場合が多いです。

筋腫自体を取り除くには、手術しかありません。手術は子宮を全部取ってしまう全適手術と、筋腫だけを取り除いてしまう筋腫核手術とあります。子宮を全て取り除いてしまうと、子宮筋腫の恐れはなくなります。しかし、手術後に妊娠をする事が不可能となります。筋腫核手術では、筋腫だけを取り除いてしまうので手術後の妊娠も可能です。しかし完全に取り除いてしまうのが難しいので、筋腫が再発してしまう恐れがあります。

子宮筋腫の治療は様々ありますが最終的に取り除くとなったら手術しかありません。妊娠を望むかどうか、ご家族と相談してから決める事が大事です。