子宮筋腫の大きさと対処法

子宮筋腫の大きさは部位によって対応が異なる。まずは診断を!

正常な子宮の大きさというのは、一般的に7cm前後と言われています。妊娠すると最大で30cm以上にまで膨らみます。しかし、妊娠をしていない状態では鶏卵サイズの大きさになっています。

子宮筋腫は子宮の中にできるコブのようなもので良性の腫瘍です。この筋腫が大きくなると妊娠や出産、月経等に影響を及ぼしてしまいます。子宮筋腫と診断された場合は、大きさや位置により対処が変わってきます。

「筋層内筋腫」と呼ばれる筋腫は、子宮の中に埋まっているような状態の一番多い種類の子宮筋腫です。大きさが5cmを基準として治療法を決定する事が多いようです。5cm未満の場合は経過観察を行い、筋腫の大きさや数の経過を見守りつつ、対処を決めます。8cmを超えてくると手術による筋腫切除が必要になってきます。

子宮の外側や内側に向かって大きくなる「漿膜下筋腫」と「粘膜下筋腫子宮筋腫」もあります。外側に向かって大きくなる「漿膜下筋腫」は、大きくなると月経時の生理痛が激しくなり血が塊となりやすくなってしまいます。しかし、子宮筋腫が大きくなっても生理痛や貧血の症状が全くない人もいます。そのような場合は手術は行わず経過を見ながらの治療が行われます。

内側に向かて大きくなる「粘膜下筋腫子宮筋腫」は小さくても痛みが激しい場合が多く、複数の筋腫が鈴なりになってできる時もあります。また赤ちゃんが育つ内膣にある為、不妊の原因ともなります。「粘膜下筋腫子宮筋腫」と診断された場合は、早期の治療や手術が必要となってきます。

いずれの子宮筋腫も、大きくなっても生理痛や貧血などの子宮筋腫の症状が出ずに健康診断や妊娠後の検査で発覚する場合もあります。大きさや数で一概に、手術や治療が必要と言えない病気なのです。自分の症状や筋腫の大きさ等を正確に把握して、専門医との相談をして病気に対する対応をするようにしましょう。