子宮筋腫コラム

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子宮筋腫が変性しているってどう言う事??

子宮筋腫の変性とは、コブの様な筋腫が大きくなるにつれ、栄養や酸素不足がおこり筋腫の状態が変わる事を言います。大きくなった子宮筋腫の殆どに見られる症状で珍しい事では有りません。子宮筋腫の変性は、組織や細胞が壊死する事で起こるのです。変性した筋腫は幾つかタイプがあり、硝子化、石灰化、赤色変性等があります。硝子化は、大きくなった筋腫の内部に栄養が行き渡らず壊死して、壊死した部分がガラスの様に固くなった状態を言います。閉経後の筋腫変性の多くに見られる石灰化は、筋腫にカルシウムが沈着し、筋腫が石のように固くなった状態です。赤色変性は妊娠中に多く見られる症状で、静脈が詰まって筋腫内で出血し、赤褐色に変わった状態です。

子宮筋腫が変性する事で、筋腫自体が小さくなり、手術の必要が無くなる人もいますが、子宮筋腫の変性が原因で痛みを感じる場合もあります。変性した筋腫は感染症や炎症を引き起こしやすく、投薬で改善が見られない場合は手術で切除した方が良いでしょう。妊娠中に子宮筋腫の変性が見られた場合は、変性から来る痛みで子宮収縮が起こりやすくなり、流産や早産、異常胎位のリスクが高くなるので、注意が必要です。筋腫の変性が胎児に害を及ぼす事はまれですが、変性した筋腫が細菌に感染し、二次感染として胎児に影響を及ぼす事はあります。

子宮筋腫が見つかったら、自身の筋腫の状態を把握しておく事が大切です。定期健診を欠かさず、おかしいな?と思う事があったら、直ぐに診察を受ける様、心がけましょう。

子宮筋腫で子宮全摘手術をしたら、後遺症が怖いって本当?

子宮筋腫は初潮から閉経までの女性なら、誰でも出来る可能性がある良性の腫瘍です。子宮筋腫には子宮の外側、内側、筋肉の中と子宮周辺なら何処にでも出来る可能性があり、大きさは本当に小さなものからフットボール位迄大きくなる事もあります。筋腫の出来る場所によって症状が全く出ない場合も有りますし、重篤な症状が出る場合もあります。

重篤な症状が出た場合や、不妊の原因が筋腫だと思われる場合は治療を行います。筋腫が大きかったり、閉経が近い場合は子宮筋腫の摘出手術だけでなく、医師は子宮全摘手術も視野に考えます。子宮筋腫は再発する可能性が高い症なので、子宮を全部摘出すれば、子宮筋腫や子宮ガンの可能性は無くなります。

確かに、子宮筋腫から引き起されていた辛い症状から解放されて、通常の生活を行っている人は沢山居ます。けれど、子宮全摘手術後、後遺症で悩んでいる女性が居るのも確かです。

子宮を失ったと言う精神的なショックが原因で、鬱状態になる場合があります。

子宮全摘手術後、更年期障害の様な症状を訴えるケースは多々あります。更年期は45歳前後から55歳前後の閉経時、ホルモンバランスが崩れる事によって、子宮の有無関係なく女性に多く見られる症状ですが、子宮全摘で一気にホルモンバランスが崩れ、重い更年期障害に陥るケースがあります。更年期障害の症状は様々ですが、不眠症や過呼吸、耳鳴りや目まい等があまりに重く、日常生活がままならない状態にまで陥る場合も有ります。

子宮全摘をして卵巣が残っている場合、卵巣の病気のリスクは高まります。子宮と卵巣は別々の器官と言う訳では無く、血管を共有している場合が多いので、卵巣機能が衰える可能性が有るのです。子宮全摘後、卵巣機能不全からルモン補充療法を受けるケースが多く見られますが、女性ホルモンの適量は個々に違いが有るので、自然のホルモンと同等の働きをするとは限りません。また長期のホルモン補充治療は乳がん、心臓疾患、脳卒中のリスクを高める事が解っています。

子宮筋腫の.ホルモン療法ってどんな物?副作用は?作用は?

子宮筋腫のホルモン治療とは、エストロゲンと言う女性ホルモンの分泌を抑制し、排卵を行わない状態、つまり疑似閉経にするものです。子宮筋腫はエストロゲンを栄養として大きくなる良性腫瘍なので、放置しておいても閉経後には段々と小さくなる物ので、この作用を薬で行うのが、ホルモン治療と言う訳です。

この為、ホルモン治療では更年期障害の様な症状が副作用として現れる場合が有ります。急に火照りやのぼせを感じたり、汗を大量にかいたり、頭痛や肩こりや腰痛が酷くなったり、動悸や息切れがしたり…更年期障害の症状は全身に現れ、人によっては鬱になる人もいます。一番多くの人に現れる症状はホットフラッシュと言う症状で、急に暑くなった!と思ったら直ぐ冷えると言う物です。この時、実際に汗をかく事はありません。また、エストロゲンは骨量維持に大きな影響を与える為、エストロゲンの減少により骨粗鬆症を引き起こす可能性があります。骨粗鬆症とは骨の大きさは変わりませんが、骨の中がスカスカのスポンジのようになってしまい、骨がモロクなってしまう症状です。

副作用は人により症状も違いますし、自覚症状がない人も居ます。ですが、骨粗鬆症の危険性などもあり、ホルモン治療を受けられる期間は半年が限度とされています。

ホルモン治療はあくまでも子宮筋腫の進行を一時的に抑える為に行われる治療であり、完治は出来ません。

子宮筋腫のホルモン治療を受けて、副作用が酷い場合は、必ず医師に相談する事を心がけましょう。

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