記事一覧
-
その腹痛や腰痛は子宮に腫瘍があるサインかもしれません
-
子宮筋腫の初期症状はどんなもの?
-
子宮筋腫核出術で子宮を残し、妊娠・出産の希望が持てます
-
子宮筋腫リュープリンってどんな物?副作用は??
-
プラセンタは子宮筋腫にどんな影響をあたえるのか?
-
子宮筋腫手術の入院期間と、その後に注意したい事
-
子宮に良性腫瘍が見つかった!手術方法は?費用はどの位?
-
何度も何度も、子宮筋腫が再発してしまう理由とは
-
子宮に筋腫が有っても、入れる保険ってあるの?
-
子宮筋腫は漢方薬でも治るの!?
-
7cmを超える巨大子宮筋腫が見つかった!!治療方法は?
-
生理時以外の不正出血は子宮に腫瘍が有る可能性が大!
-
子宮筋腫が変性しているってどう言う事??
-
子宮筋腫で子宮全摘手術をしたら、後遺症が怖いって本当?
-
子宮筋腫の.ホルモン療法ってどんな物?副作用は?作用は?
-
子宮筋腫の手術後の妊娠・出産で注意したい事
-
子宮の良性腫瘍の摘出は、腹腔鏡手術?開腹手術?どう違う??
-
多発性子宮筋腫と診断されても、そんなに怖がらなくて大丈夫
-
どのタイプの筋腫でも、子宮動脈寒栓術(uae)は適用できるの?
-
妊娠と同時に子宮の腫瘍が見つかった!出産への影響は?
-
子宮筋腫の苦しみを味わいたくないなら、生活改善で予防しよう
-
子宮筋腫は早めの対策が大事。月経時の出血は確実に把握しよう。
-
子宮筋腫が及ぼす影響は月経だけじゃない!腰痛も筋腫が原因かも。
-
取り返しがつかない子宮筋腫の手術。必ず術後の事も考えよう。
-
子宮筋腫が原因の貧血は長く安心な道か、短く険しい道の2つしかない
-
安全で安心して子宮筋腫の手術をしたいなら、開腹手術がオススメ
-
道のりの長い子宮筋腫の食事療法は、遠回りに見えて近道かも知れない
-
子宮筋腫で不妊に悩んでいたら対策を!笑顔で赤ちゃんを迎えよう
-
自覚症状が第一!子宮筋腫の検査を行う前に自分の体調を把握しよう
-
メリットの多い子宮筋腫の腹腔鏡手術。だからこそデメリットも知ろう
-
デリケートな病気である子宮筋腫だからこそ、信頼できる病院を探そう
-
手術以外の子宮筋腫の改善は、長い時間と努力が必要と知るべし
-
子宮筋腫の痛みは女性特有の部分だけでない。体の異変を把握しよう
-
子宮筋腫の大きさは部位によって対応が異なる。まずは診断を!
-
鶏卵大の子宮筋腫も治るかも。古くて新しい漢方の力と効果
-
女性ホルモンが影響!?定かではない子宮筋腫の原因と対策
-
最終的に子宮筋腫を取り除くのは手術。そうなる前に他の治療を知ろう
-
子宮筋腫を怖がる必要はない!妊娠を希望される方への注意点
-
誰でもかかりうる病気の子宮筋腫。女性特有の症状を見逃すな!
-
子宮筋腫の治療は手術だけじゃない。様々な治療法で対応しよう
子宮筋腫が変性しているってどう言う事??
子宮筋腫の変性とは、コブの様な筋腫が大きくなるにつれ、栄養や酸素不足がおこり筋腫の状態が変わる事を言います。大きくなった子宮筋腫の殆どに見られる症状で珍しい事では有りません。子宮筋腫の変性は、組織や細胞が壊死する事で起こるのです。変性した筋腫は幾つかタイプがあり、硝子化、石灰化、赤色変性等があります。硝子化は、大きくなった筋腫の内部に栄養が行き渡らず壊死して、壊死した部分がガラスの様に固くなった状態を言います。閉経後の筋腫変性の多くに見られる石灰化は、筋腫にカルシウムが沈着し、筋腫が石のように固くなった状態です。赤色変性は妊娠中に多く見られる症状で、静脈が詰まって筋腫内で出血し、赤褐色に変わった状態です。
子宮筋腫が変性する事で、筋腫自体が小さくなり、手術の必要が無くなる人もいますが、子宮筋腫の変性が原因で痛みを感じる場合もあります。変性した筋腫は感染症や炎症を引き起こしやすく、投薬で改善が見られない場合は手術で切除した方が良いでしょう。妊娠中に子宮筋腫の変性が見られた場合は、変性から来る痛みで子宮収縮が起こりやすくなり、流産や早産、異常胎位のリスクが高くなるので、注意が必要です。筋腫の変性が胎児に害を及ぼす事はまれですが、変性した筋腫が細菌に感染し、二次感染として胎児に影響を及ぼす事はあります。
子宮筋腫が見つかったら、自身の筋腫の状態を把握しておく事が大切です。定期健診を欠かさず、おかしいな?と思う事があったら、直ぐに診察を受ける様、心がけましょう。
子宮筋腫で子宮全摘手術をしたら、後遺症が怖いって本当?
子宮筋腫は初潮から閉経までの女性なら、誰でも出来る可能性がある良性の腫瘍です。子宮筋腫には子宮の外側、内側、筋肉の中と子宮周辺なら何処にでも出来る可能性があり、大きさは本当に小さなものからフットボール位迄大きくなる事もあります。筋腫の出来る場所によって症状が全く出ない場合も有りますし、重篤な症状が出る場合もあります。
重篤な症状が出た場合や、不妊の原因が筋腫だと思われる場合は治療を行います。筋腫が大きかったり、閉経が近い場合は子宮筋腫の摘出手術だけでなく、医師は子宮全摘手術も視野に考えます。子宮筋腫は再発する可能性が高い症なので、子宮を全部摘出すれば、子宮筋腫や子宮ガンの可能性は無くなります。
確かに、子宮筋腫から引き起されていた辛い症状から解放されて、通常の生活を行っている人は沢山居ます。けれど、子宮全摘手術後、後遺症で悩んでいる女性が居るのも確かです。
子宮を失ったと言う精神的なショックが原因で、鬱状態になる場合があります。
子宮全摘手術後、更年期障害の様な症状を訴えるケースは多々あります。更年期は45歳前後から55歳前後の閉経時、ホルモンバランスが崩れる事によって、子宮の有無関係なく女性に多く見られる症状ですが、子宮全摘で一気にホルモンバランスが崩れ、重い更年期障害に陥るケースがあります。更年期障害の症状は様々ですが、不眠症や過呼吸、耳鳴りや目まい等があまりに重く、日常生活がままならない状態にまで陥る場合も有ります。
子宮全摘をして卵巣が残っている場合、卵巣の病気のリスクは高まります。子宮と卵巣は別々の器官と言う訳では無く、血管を共有している場合が多いので、卵巣機能が衰える可能性が有るのです。子宮全摘後、卵巣機能不全からルモン補充療法を受けるケースが多く見られますが、女性ホルモンの適量は個々に違いが有るので、自然のホルモンと同等の働きをするとは限りません。また長期のホルモン補充治療は乳がん、心臓疾患、脳卒中のリスクを高める事が解っています。
子宮筋腫の.ホルモン療法ってどんな物?副作用は?作用は?
子宮筋腫のホルモン治療とは、エストロゲンと言う女性ホルモンの分泌を抑制し、排卵を行わない状態、つまり疑似閉経にするものです。子宮筋腫はエストロゲンを栄養として大きくなる良性腫瘍なので、放置しておいても閉経後には段々と小さくなる物ので、この作用を薬で行うのが、ホルモン治療と言う訳です。
この為、ホルモン治療では更年期障害の様な症状が副作用として現れる場合が有ります。急に火照りやのぼせを感じたり、汗を大量にかいたり、頭痛や肩こりや腰痛が酷くなったり、動悸や息切れがしたり…更年期障害の症状は全身に現れ、人によっては鬱になる人もいます。一番多くの人に現れる症状はホットフラッシュと言う症状で、急に暑くなった!と思ったら直ぐ冷えると言う物です。この時、実際に汗をかく事はありません。また、エストロゲンは骨量維持に大きな影響を与える為、エストロゲンの減少により骨粗鬆症を引き起こす可能性があります。骨粗鬆症とは骨の大きさは変わりませんが、骨の中がスカスカのスポンジのようになってしまい、骨がモロクなってしまう症状です。
副作用は人により症状も違いますし、自覚症状がない人も居ます。ですが、骨粗鬆症の危険性などもあり、ホルモン治療を受けられる期間は半年が限度とされています。
ホルモン治療はあくまでも子宮筋腫の進行を一時的に抑える為に行われる治療であり、完治は出来ません。
子宮筋腫のホルモン治療を受けて、副作用が酷い場合は、必ず医師に相談する事を心がけましょう。