子宮筋腫コラム

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子宮筋腫の手術後の妊娠・出産で注意したい事

子宮筋腫の手術後は必ず定期健診を受け、術後の経過がどうなのかをチェックしましょう。
子宮筋腫は一度出術で除去しても、再発する可能性が大きい病気ですし、感染症の心配も有ります。疲れを感じたら休む、激しい運動はしない等は勿論ですが、規則正し生活を送る事が、回復への一番の近道です。また、出血や貧血症状等、おかしいな?と思う症状が出た時には、直ぐに医師の診察を受ける様、心がけましょう。

術後、1~3ヶ月程度で生理が復活します。多くの場合、生理が2回くれば、妊娠しても大丈夫と言われる様です。医師によっては安全の為、半年は待った方が良いと言う場合も有りますが、どの様な手術を行なったかでも違って来るので、妊娠を望むなら、性交渉は何時から行っても大丈夫なのか、恥ずかしがらずに必ず医師に相談するよう心がけましょう。

子宮筋腫の手術後に妊娠した場合、子宮破裂に注意が必要です。

子宮破裂は、妊娠後期や分娩時におこる疾患で、胎児は勿論、母体も死亡する可能性がある症状です。子宮筋腫の手術を行った人だけにおこる症状ではなく、子宮の手術や帝王切開を経験した人、全ての人に子宮破裂が起る可能性が有ります。勿論、必ず起こる症状ではありません。子宮破裂が起る確率はまれです。子宮筋腫の摘出手術を行っていても、自然分娩を希望する方も多く居ますし、術後に自然分娩で出産されている方も居ます。ですが、子宮破裂は起こってしまうと本当に大変です。子宮にリスクを抱えている訳ですから、帝王切開で出産も視野に入れて考え、出産する病院を選びましょう。

妊娠後期のお腹のハリや痛みは、通常の妊婦さんにも多々起こる事ですが、子宮筋腫の手術を経験した方は、特に注意が必要です。

子宮の良性腫瘍の摘出は、腹腔鏡手術?開腹手術?どう違う??

子宮の良性筋腫とは子宮筋腫の事。初潮から閉経までの女性の約3割に見られる腫瘍です。発見されても命に関わる腫瘍ではない為、多くの場合、経過観察となりますが、重篤な症状が見られる場合は治療を行います。投薬治療もありますが、改善が見られない場合は手術で切除する事に成ります。手術の方法は、筋腫の大きさや年齢によっても変わってきます。

開腹手術は下腹部を横に切って行います。開腹手術はどのタイプの筋腫にも対応が出来るので、一番ポピュラーな手術法を言えます。医師が直接見る事が出来るので安全な手術と言えます。手術時間も比較的短くて済みます。ただ、身体への負担は大きく、術後の痛みは強いと言えます。癒着する事も有り、入院期間が長く、復帰まで時間か掛かると言うデメリットがあります。

腹腔鏡手術はおヘソ下に2cm弱とその周りに1cm程度の穴を3~4個開け、そこからカメラや器具を入れて行う方法です。手術の後が小さな傷で済みますし、術後の痛みも少なくて済みます。入院期間が短く、短期間で復帰が出来るのが利点です。ただ、特殊な機器と器具を使うので、何処の病院でも出来る手術法ではありません。また、筋腫の大きさによっては開腹手術に急きょ変更と言う事もあるので、手術時間は長くなる事が多いです。医師の技術が必要な手術です。

どちらの手術を選ぶにせよ、医師と稔密に相談し、不安に思う事は必ず確認する事を心がけましょう。術後の生活についても不安があるなら聞いておいた方が良いでしょう。手術前には同意書の記入が、必ず求められます。ちゃんと同意が出来るまで、サインしてはいけません。

多発性子宮筋腫と診断されても、そんなに怖がらなくて大丈夫

子宮筋腫は、初潮から閉経までの女性なら誰でも出来る可能性のある良性の腫瘍です。30代を過ぎる頃から発症する人が増え始め、40代を過ぎた女性の4割以上が発症しているとも言います。子宮の内部や周辺に出来るコブの様なものなので、症状が無ければ、特に処置を必要としない場合も多々あります。何故なら、子宮筋腫の栄養源は女性ホルモンのエストロゲンなので、閉経と同時に筋腫はドンドン小さくなっていくからです。

子宮筋腫には何種類かタイプが有り、子宮の外側に出来る筋腫を漿膜下(しょうまくか)筋腫、子宮の筋肉の中に出来る筋腫を筋層内(きんそうない)筋腫、子宮内部に出ている筋腫を粘膜下(ねんまくか)筋腫と言います。そして、それらが1つだけ出来る事も有れば、漿膜下(しょうまくか)筋腫が2つ出来たり、筋層内(きんそうない)筋腫が3つ出来たり、筋腫を漿膜下(しょうまくか)筋腫1つと膜下(ねんまくか)筋腫が1つ出来たりと…一度に多くの筋腫が見つかる事もあり、これを多発性子宮筋腫と言います。

子宮筋腫はあくまでも良性腫瘍なので、癌化する事は有りません。「幾つ以上発見されると危ない」と言う事も有りません。筋腫が大きくなり、他の臓器や神経を刺激して痛みを感じる場合や、生理痛が酷くなったり、出血量が増えたりした場合は、治療をした方が良いでしょう。治療は手術で切除するだけではなく、薬物治療もあります。年齢や今後妊娠を望むのか等で治療法は変わってきます。一般的に症状が無い場合は、経過観察となります

「多発性子宮筋腫」と言う診断を怖がる必要は有りません。

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