子宮腫瘍の妊娠・出産への影響

妊娠と同時に子宮の腫瘍が見つかった!出産への影響は?

子宮筋腫は閉経前の女性の3分の1程度の人に見られる、良性の腫瘍です。癌化する事は殆どないと言われています。そして妊婦さんの3%位に子宮筋腫が見つかります。

子宮筋腫を抱えての妊娠なんて…と悲観にくれる事はありません。子宮筋腫が有っても問題なく出産に至るケースは多々あります。

子宮筋腫には幾つかタイプがあります。大きく分けると、子宮の厚い筋層に出来る「筋層内子宮筋腫 (きんそうないしきゅうきんしゅ)」、子宮の外側の漿膜下にできる「漿膜下子宮筋腫 (しょうまくかしきゅうきんしゅ)」、子宮の内側の粘膜下に出来る「粘膜下子宮筋腫 (ねんまくかしきゅうきんしゅ)」の3つのタイプに分かれます。

一番多く見られるのは「筋層内子宮筋腫」です。このタイプの筋腫は妊娠が進むにつれ、筋腫自体がだんだんと軟らかくなり、赤ちゃんの発達を妨げる事には成らないケースが殆どです。但し、筋腫が有ると子宮収縮が起こりやすく、流産や早産の危険は高くなります。痛みや違和感を感じたら、早々に婦人科の受診を受ける様心がけなくてはいけません。

「粘膜下子宮筋腫」は発生する頻度は低いですが、子宮の形を変形させ、子宮内膜の安定性を崩す可能性が有るので、こちらも流産や早産のリスクがかなり高くなります。

また、子宮口付近に出来た筋腫を頸部筋腫と言います。ここに筋腫が有る場合は、ちょっと厄介です。他の部位に出来た筋腫に比べ、頸部筋腫は妊娠中でも、なかなか柔らかくなってくれない場合が多いのです。この為、固い筋腫が赤ちゃんの通り道をふさぐ事に成ってしまい、自然分娩での出産が難しくなり、帝王切開での出産に成る場合があります。

妊娠と同時に子宮筋腫が発見された場合は、通常の妊婦さん以上に、お腹のハリや痛みに注意するよう心がけましょう。