子宮筋腫

子宮筋腫リュープリンってどんな物?副作用は??

リュープリンとは、子宮筋腫等のホルモン治療に使われるホルモン剤で、飲み薬ではなく注射で行います。リュープリンを注射すると、打った箇所に薬剤が留まり、少しづづ少しづづ薬剤が溶け出す事で、効果が持続されると言う薬です。その為、リュープリンを打った箇所は「かたまり」がある様な感じになりますが、絶対に刺激を与えてはいけません。普通の注射の後の様にさすったり、揉んだりすると、急にリュープリンが作用する事があるからです。薬が溶けきってしまえば「かたまり」も勿論無くなります。リュープリンには2種類あり、効果が4週間持続するタイプと12週間持続するタイプが有ります。

リュープリンは、子宮筋腫の栄養源で有る女性ホルモンのエストロゲンの分泌を抑える効果が有ります。つまり身体を疑似的な閉経状態にするわけです。この為、更年期障害の様な副作用が現れる事が有ります。もっとも多く見られる症状はほてりやのぼせと言った症状です。他にも肩こりが酷くなった、腰痛や頭痛を感じる、なかなか眠れない…等の症状を訴える方も居ます。また、まれに重篤な副作用として、息切れや発熱、呼吸困難、肝機能障害などが起る場合があります。不安や異常を感じた時は、早々に医師の診察を受ける必要が有ります。
リュープリン等のホルモン治療は、重篤な障害を引き起こす危険性が高いので、治療期間は最長で6ヶ月とされています。

妊娠の可能性が有る方、妊娠中の方はリュープリン治療は受けられません。そして、リュープリン治療中は必ず避妊する様、指導を受けます。

プラセンタは子宮筋腫にどんな影響をあたえるのか?

「肌に良い、健康に良い、美容に効果がある」と良く耳にするプラセンタ。シミが薄くなった!、肌の色が白くなった!、シワが少なくなったみたい!等、様々な効果が有るようです。プラセンタとは胎盤の事で、母体が胎児に栄養を与える為に妊娠中だけに存在する器官の事で、五大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル) やアミノ酸等多くの栄養素が含まれており、細胞分裂等を促進させる効果があると言われます。また、プラセンタにはホルモンを調整する働きもあります。女性ホルモンのエストロゲンを活発にすると言うだけの物ではなく、エストロゲンを抑える作用をする黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌を正常な状態に戻す効果も有ります。

現在、医療用として用いられるプラセンタには人の胎盤が、サプリメント等に用いられるプラセンタには馬や羊や豚等の胎盤が使われています。漢方薬にもプラセンタが利用されている物があり、女性特有の病気(月経異常や更年期障害)に効果があるとされています。

ホルモンバランスを整えてくれるのなら、子宮筋腫もプラセンタで治るんじゃない?と考える方も居る様です。子宮筋腫は、女性ホルモンのエストロゲンを栄養として大きく育つものなので、黄体ホルモンの分泌に影響を与えてくれるプラセンタを摂取すると、効果が有るかも!と考えてしまうのは間違いではないでしょう。

ですが、これは何とも言えません。プラセンタが子宮筋腫にどの様な影響を与えるかは、まだまだ解明されていないのです。「筋腫が大きくなる」とか「筋腫が小さくなる」等は、明言できないのが現状です。

子宮筋腫の治療中の方は、ホルモンに影響を与えるサプリメントの摂取については、必ず医師に相談するよう、心がけましょう。

子宮筋腫手術の入院期間と、その後に注意したい事

子宮筋腫の摘出手術を受けた場合、入院期間は手術方法や術後の経過で変わってきますが、3~14日間位と言った処でしょうか。合併症を発症した場合は再手術となり、もう少し入院期間が延びる事もあります。

手術後は、痛み止めは貰えますが、下肢静脈血栓症を防ぐ為に、痛みが有るうちから歩行するように促されます。トイレにも歩いて行くよう指導をされます。食事は3~4日後から摂れるようになります。それまで流動食か点滴で栄養を取る事になります。入浴は7日後位からOKになる事が多い様ですが、医師の許可が必要です。7日前にシャワーのみOKと言われる場合もあります。

退院後直ぐに社会復帰を!と思う方が多い様ですが、手術を受けたのですから、出来るだけ安静にして、体調を戻す方に重点を置きましょう。退院後1~2週間程度は、休養を取った方が、良いでしょう。案外、体力も無くなっている物です。2ヶ月位は下腹部や手術後に痛みを感じる事もあるでしょうが、3ヶ月程で痛みもほぼ無くなります。

手術後、1~2ヶ月は性交渉は避けた方が無難です。生理は1~3ヶ月程度で開始するでしょう。6ヶ月程度は激しい運動は避けた方が無難です。

妊娠は2回ほど生理が来ればOK~6ヶ月経ったらOK等、状態によってマチマチです。妊娠を望む場合は、医師と相談しましょう。

子宮筋腫の手術後、必ず定期健診を受けなくてはいけません。子宮の回復状態を把握する為にも、必ず健診を受けましょう。貧血や酷い痛み、出血等が有った場合は必ず医師の診察を受ける様、心がけましょう。