子宮筋腫

どのタイプの筋腫でも、子宮動脈寒栓術(uae)は適用できるの?

子宮動脈寒栓術とは、子宮に出来た良性腫瘍から起こる症状を改善する事を目標とする治療法です。この為、症状がある方が対象と成ります。子宮筋腫の症状としては、月経過多・酷い月経痛・貧血等があげられるでしょう。ただ、閉経後や妊娠中の方、妊娠を希望する方、子宮筋腫以外にも悪性の病気を持っている方や、寒栓物質に対するアレルギーがある方は、この治療は受けられません。

X線透視下で足の付け根の動脈からカテーテルを入れ、子宮周辺の血管を調べながら、子宮動脈まですすめ、寒栓物質を注入します。カテーテル手術後は小さくて、殆ど解らなくなります。手術時間は30分~1時間程度、入院期間も平均2泊3日~1週間位です。

子宮動脈寒栓術は子宮筋腫のタイプは選びません。基本、どのタイプの筋腫でも血管の状態により対応が出来るか出来ないかが決まります。あくまでも症状の緩和を目指す治療なので、子宮筋腫の全てが「必ず小さくなる」とは言い切れません。8~9割の方の筋腫は3か月後に50%、1年後には30%の大きさになっていると言う報告もありますが、多きさが変わらない筋腫もあります。ただ、筋腫が寒栓されてしまえば、筋腫が大きくなる事はありません。

子宮動脈寒栓術は先進医療です。この治療法が日本で行われるようになったのは1997年頃からです。症状の緩和には大変有効な手術ですが、現在の所、保険の対象ではなく、自費診療と成るので、高価な治療となります。病院によって多少異なりますが、だいたい40万円程度と言った処でしょう。

妊娠と同時に子宮の腫瘍が見つかった!出産への影響は?

子宮筋腫は閉経前の女性の3分の1程度の人に見られる、良性の腫瘍です。癌化する事は殆どないと言われています。そして妊婦さんの3%位に子宮筋腫が見つかります。

子宮筋腫を抱えての妊娠なんて…と悲観にくれる事はありません。子宮筋腫が有っても問題なく出産に至るケースは多々あります。

子宮筋腫には幾つかタイプがあります。大きく分けると、子宮の厚い筋層に出来る「筋層内子宮筋腫 (きんそうないしきゅうきんしゅ)」、子宮の外側の漿膜下にできる「漿膜下子宮筋腫 (しょうまくかしきゅうきんしゅ)」、子宮の内側の粘膜下に出来る「粘膜下子宮筋腫 (ねんまくかしきゅうきんしゅ)」の3つのタイプに分かれます。

一番多く見られるのは「筋層内子宮筋腫」です。このタイプの筋腫は妊娠が進むにつれ、筋腫自体がだんだんと軟らかくなり、赤ちゃんの発達を妨げる事には成らないケースが殆どです。但し、筋腫が有ると子宮収縮が起こりやすく、流産や早産の危険は高くなります。痛みや違和感を感じたら、早々に婦人科の受診を受ける様心がけなくてはいけません。

「粘膜下子宮筋腫」は発生する頻度は低いですが、子宮の形を変形させ、子宮内膜の安定性を崩す可能性が有るので、こちらも流産や早産のリスクがかなり高くなります。

また、子宮口付近に出来た筋腫を頸部筋腫と言います。ここに筋腫が有る場合は、ちょっと厄介です。他の部位に出来た筋腫に比べ、頸部筋腫は妊娠中でも、なかなか柔らかくなってくれない場合が多いのです。この為、固い筋腫が赤ちゃんの通り道をふさぐ事に成ってしまい、自然分娩での出産が難しくなり、帝王切開での出産に成る場合があります。

妊娠と同時に子宮筋腫が発見された場合は、通常の妊婦さん以上に、お腹のハリや痛みに注意するよう心がけましょう。

子宮筋腫の苦しみを味わいたくないなら、生活改善で予防しよう

症状に対して原因が定かでない病気の1つに、子宮筋腫があります。子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、命に別条のある病気ではありません。しかし放っておくと不妊の原因ともなってしまいますので、早めの対応が必要です。

子宮筋腫は女性のデリケートな部分である子宮にできる為、原因を特定するのが非常に難しい病気です。だから予防をするのも非常に難しいとも言えます。しかし予防法がない訳ではありません。日々の生活を改善していく事が大切になってきます。時間をかけて子宮筋腫の予防を行いましょう。

子宮筋腫の原因として一番有力なのは、女性ホルモンの1つのエストロゲンが影響しているという説です。エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンに含まれており、女性らしい体を作ったりする効果があります。ですので0にするのは良くありません。体内からの分泌以外でも食物からエストロゲンを摂取する事もあります。そういった物を減らしたり、エストロゲンを排出する食べ物を食べるようにしましょう。

エストロゲンは家畜の飼料に含まれていて、家畜の脂肪部分に貯まります。それを食べる事によって、大量のエストロゲンをも摂取してしまいます。家畜の肉には人間に必要な栄養素であるたんぱく質なども含まれています。食べる場合には、脂肪部分の少ない部位を食べるようにしましょう。

エストロゲンと似たような働きを持つのが大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンを摂取する事によって、エストロゲンと同じような効果があります。大豆製品の過剰摂取はエストロゲンを摂取するのと似たような効果があるとも言えます。しかし大豆イソフラボンについては、研究者の間でも意見が分かれており筋腫への影響が定かではありません。医師とよく相談して摂取するようにしましょう。

エストロゲンを体外に排出する効果を持つのは食物繊維です。食物繊維が多く含まれるキャベツや海草類、根菜等を多く食べるようにしましょう。また玄米は白米よりも多くの栄養分を含んでいます。ただ玄米を過剰摂取するとミネラル不足になる可能性があるのでバランスの良い食事をするようにしましょう。

子宮筋腫の予防の一番の方法は食生活ですが予防法は、それだけではありません。ストレスや冷え性なども、女性ホルモンの分泌に影響していると言われています。ストレスのない生活と言われても難しいかも知れません。なるべくストレスを減らす努力をするようにしましょう。冷え性は漢方は体質改善によって予防する事ができます。しかし効果が出るまで時間がかかってしまいます。長い目で見て子宮筋腫の予防をしていくようにしましょう。