多発性子宮筋腫とは

名前は多発性子宮筋腫と聞けば大層なものに感じるけれどこれって何?

あなたは多発性子宮筋腫と言うものをご存知ですか?なんとなく耳にした瞬間、「これはヤバそう……」と思ってしまう名前ですが、これは単なる子宮筋腫が一つ以上の数ある状態を指すもので、子宮筋腫が更に進化したものというわけではありません。聞いた瞬間そうした想像をしかねないこの名前ですが、実際に困ったものであることは確かなのです。

そもそも子宮筋腫とは、子宮筋腫そのもの――つまりは単品を指すものです。けれど多発性子宮筋腫というものは、一つを指すものではありません。子宮に複数の子宮筋腫が発生している状態、これを指すのです。

ですが怖い!とか恐ろしい!とか、そう悲観したものでもありませんよ。元から子宮筋腫というものは、一つだけ持っているということはありません。ほとんどの方――8割近くの方がこの多発性子宮筋腫であると言われているのです。ですから珍しいわけではないし、これであるだけで重症というわけでもありませんのでご注意を。

子宮筋腫は基本的に筋層内部に腫瘍が出来ることが子宮筋腫と呼ばれるものですが、子宮筋腫を取り除く手術を受ければ良いものでもあります。なるべくは温存してもいいものですが、肥大化し過ぎてしまう場合は取り除くことを考えるもの、それが子宮筋腫です。良性の腫瘍であっても、抱えているとよくないこともあるという、良い例がこれですから仕方ありません。

ですが多発性子宮筋腫の場合は更に厄介で、一つでも手術で取りこぼしがあると、再発し、増殖、という結果になりかねないのです。折角手術をしたのに再発してしまっては意味がありません。ですからあまりにも数が多く肥大化しているものが多い、そんな場合は今後のことを考えると全摘出するべきかな、という医師の声もあります。ただしこれはケースバイケース。あなたがあくまでも妊娠したいという、今後のことを考えている場合はこれは回避する方向で考えられるでしょう。
(⇒取った端から再発?手術は無駄なのか?

基本的に子宮筋腫というものは、再発を考えておかねばならないものです。ですから手術を決断するのも、温存を決断するのも、きちんと良く考えて行うべきでしょう。